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土佐湾で6年前から相次いで見つかっている沖ウルメの仲間がこれまで知られていなかった新種であることが分かり
調査した高知大学理学部の魚類文学部教授らが「コタカニギス」と命名した
一般に沖ウルメと呼ばれているのは、ニギス科ニギス属の「ニギス」
日本周辺にいるニギス属はこのほかに「イチモンジイワシ」しかいないと考えられてきた
教授によるとコタカニギスと命名された新種は、調査船「こたか丸」が2004年春以降、
高知市沖などの水深150~200メートルから時折、ニギスに交じって採集
体長4~6センチで側面に黒い線が入っていることから、当初はイチモンジイワシの若魚と考えられていたが
詳しく分析した結果、頭の形や脊椎の骨数、腹びれなどの筋の数がイチモンジイワシ、ニギスとも異なる新種と分かった
また約40年前に高知市で水揚げされ、標本にされていた体長13センチの固体1匹が成魚と判明
教授らは調査船の名前からコタカニギスと名づけ、国立科学博物館刊行の新種論文集に今春、掲載された
日本周辺でニギス科の新種が確認されたのは67年ぶり
生態や分布域は不明で調査はこれからとしている
>高知新聞より抜粋
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