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放置竹林の資源利用を進めている高知農業高校の森林総合科の生徒が
竹と使用済みの牛乳パックを原料にしたユニークなエコ封筒を商品化した
同校は、4年前から竹を紙にして商品化する取り組みを進めている
伐採から、パルプを取り出す加工、紙すき作業も自分たちでこなし、はがきや名刺用紙などを作ってきた
昨年からは、より大きな製品を目指して封筒作りに着手
竹だけで作ると繊維が短く、強度に問題があるため、使用済み牛乳パックを溶かしたパルプを50%混ぜ合わせた
紙すきや封筒への加工は専門業者などに委託し封筒のデザインも国際デザイン・ビューティーカレッジの生徒が担当
裏表に竹の絵をあしらった涼しげ封筒2千枚が完成した
竹を腐らせ繊維にする際、化学薬品を使っていないほか、切手を貼る場所が2ヶ所あり返信用にも使え環境にも配慮
見た目では竹の和紙とは分からないため、裏側に「竹と牛乳パックの混合パルプでできています」と表記した
6月に同校で開かれた「高農ふれあい市」で初めて販売したところ、用意した5枚入りセット250円)40部が完売
購入者の反応は上々だったという
次は「一筆せん」を商品化したいと意気込んでいる
>高知新聞より抜粋
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