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国土交通省土佐国道事務所が安芸郡田野町で実証実験していた、バス案内システムの本格的な運用がこのほど始まった
バス案内システム(バスロケーションシステム)は、GPSなどを利用してバスの位置情報を集め、
停留所や携帯電話などで利用者に運行状況を伝達する仕組み
全国都市部を中心に運用されているが、導入コストの問題などからバスの便数や利用者の少ない郡部では普及していない
そこで、同事務所は高知工科大学と連携し、既存のシステムを改良して持続的に運用できる低コストのシステムを開発
駅とバス停、道の駅が近接し利用者が見込まれる同町で、今年2月26日から3月11日まで実証実験した
同事務所が開発したのは「地域バス情報システム」(chi-bus)
ごめん・なはり線田野駅前の田野役場前の田野役場前バス停に案内板を設置
バスの到着予定時刻と、到着までの時間などが電光表示される
同駅にある地場産品販売施設「田野駅屋」内にもモニターを設けた
同事務所は実証期間中、利用者にアンケートを実施
利用者の継続要望が多数を占めたことから、同町は同事務所にシステム導入を打診
4月26日から本格的な運用が始まった
町側はメンテナンスや、設置モニターの電気代、電波使用料などを負担するが、
運用費用は年間で約2千円と見込んでおり、低コストでの運用が可能となった
県内自治体では初の試みとなる
>高知新聞より抜粋
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