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4月に開園10周年を迎える安芸郡北川村の「北川村モネの庭マルモッタン」が、節目を反転攻勢への機会ととらえ、運営改革に力を入れる。
モネの庭は、モネが咲かそうとして果たせなかった青スイレンが浮かぶ池や、モネの絵さながら和洋の自然美を融合させた景観などが注目。
一躍高知を代表する観光地となったが、近年は減少傾向。
こうした状況を打開しようと改革に着手。
無駄を見直してコスト削減する一方、職能向上など職員の士気を高める分野に集中投資。
役職制度も導入し、仕事に対する責任の所在を明確にすることで組織力の強化を目指した。
レストランの接客マナーも徹底し、メニューも一新。厳選した県産食材による四季折々の料理のほか、期間限定メニューなど話題性の高い料理を次々売り出した。
また、冬の閉演期間中も予約客を受け入れるほか、ジャズコンサートを楽しめるディナーショーなど多彩な催しを企画。
食事を楽しみに訪れる来園者は確実に増えているという。
こうした取り組みの結果、売り上げが増加したが、来園者確保が依然大きな課題。
リピーターに頼るのではなく、花、施設、商品をより充実させ、全国からシェアを奪うと、守りから攻めへとギアチェンジした新生「モネの庭」
反転攻勢への挑戦は、これから執念場を迎える。
>高知新聞より抜粋
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